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これより先は、獣医療関係者の方のみを対象に、当社が販売する動物用医薬品を適正にご使用いただくことを目的として、情報を提供しております。一般の方に向けての情報提供ではありませんのでご了承ください。
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製品情報Product
information

  • 抗菌薬
  • 動物用医薬品
  • 要指示
  • 指定
  • 使用基準

【フルオロキノロン系】
エンロフロキサシン注50「KS」/100「KS」

対象動物

概要

《動物用医薬品》
本剤は、ニューキノロン系合成抗菌剤のエンロフロキサシンを有効成分とする牛・豚用の注射剤です。エンロフロキサシンは、多くのグラム陽性菌及びグラム陰性菌に対して殺菌的に作用します。

詳細

有効成分

エンロフロキサシン

効能・効果

【エンロフロキサシン注50「KS」】
 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種
  大腸菌、パスツレラ・ムルトシダ、アクチノバシラス・プルロニューモニエ、マイコプラズマ・ボビス、ウレアプラズマ・ディバーサム
 適応症:第一次選択薬が無効の場合の下記適応症
  牛:肺炎、大腸菌性下痢症
  豚:胸膜肺炎、大腸菌性下痢症

【エンロフロキサシン注100「KS」】
(1)皮下注射、筋肉内注射
 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種
  大腸菌、パスツレラ・ムルトシダ、アクチノバシラス・プルロニューモニエ、マイコプラズマ・ボビス、ウレアプラズマ・ディバーサム
 適応症:第一次選択薬が無効の場合の下記適応症
  牛:肺炎、大腸菌性下痢症
  豚:胸膜肺炎、大腸菌性下痢症
(2)静脈内注射
 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種
  クレブシエラ・ニューモニエ、大腸菌
 適応症:第一次選択薬が無効の場合の下記適応症
  牛:甚急性及び急性乳房炎

用法・用量

【エンロフロキサシン注50「KS」】
1日1回、体重1kg当たりエンロフロキサシンとして下記の量を牛では頸部皮下に、豚では頸部筋肉内に注射する。
牛:肺炎 2.5〜5mg 3〜5日間
  大腸菌性下痢症 2.5mg 3日間
豚:胸膜肺炎 2.5〜5mg 3日間
  大腸菌性下痢症 1.25〜2.5mg 1〜3日間
投薬開始後3日以内に治療効果を確認し、効果が見られない場合には獣医師の判断に基づき薬剤の変更等を行うこと。

【エンロフロキサシン注100「KS」】
1日1回、体重1kg当たりエンロフロキサシンとして下記の量を注射する。
牛:肺炎 2.5~5mg 3~5日間 頸部皮下注射
  大腸菌性下痢症 2.5mg 3日間 頸部皮下注射
  甚急性及び急性乳房炎 5mg 2日間 静脈内注射
豚:胸膜肺炎 2.5~5mg 3日間 頸部筋肉内注射
  大腸菌性下痢症 1.25~2.5mg 1~3日間 頸部筋肉内注射
投薬開始後3日以内に治療効果を確認し、効果が見られない場合には獣医師の判断に基づき薬剤の変更等を行うこと。

使用禁止期間

【エンロフロキサシン注50「KS」】
牛:食用に供するためにと殺する前14日間又は
  食用に供するために搾乳する前60時間
豚:食用に供するためにと殺する前14日間

【エンロフロキサシン注100「KS」】
牛(皮下注射):食用に供するためにと殺する前14日間又は
        食用に供するために搾乳する前60時間
牛(静脈内注射):食用に供するためにと殺する前8日間又は
         食用に供するために搾乳する前60時間
豚:食用に供するためにと殺する前14日間

貯法

室温保存

有効期間

3年間

包装

100mLバイアル(プラスチック)

製造元・輸入販売元・提携など

製造販売業者:共立製薬株式会社