ニュースNews
2026.07.17
プレスリリース
東北大学および株式会社GENODASとの共同研究成果に関するお知らせ
共立製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙居 隆章、以下「当社」)は、東北大学大学院農学研究科(宮城県仙台市、以下「東北大学」)との「動物粘膜免疫学共同研究講座」において、東北大学および株式会社 GENODAS と共同で研究を進めています。本研究では、ファブリキウス嚢(※1)を経由せずに分化するニワトリの B 細胞(※2)を発見しました。さらに、このB細胞が、既知の経路で分化したB細胞と協調して働き、腸内で IgA(※3)が結合した細菌叢(さいきんそう)を適切に形成することで、病原微生物が腸管から体内へ侵入するのを防ぐ役割を担っていることを明らかにしました。

本研究成果は、鳥類の免疫のしくみに関するこれまでの理解を大きく前進させる発見です。今後は、この知見を活用することで、IgA 結合細菌叢の形成を通じたニワトリの健康な成長を支える新たな免疫戦略の構築が期待されています。
また、腸管免疫を活用した家禽の疾病予防技術や、生産性向上につながる次世代の免疫制御技術の開発にも貢献する可能性があります。
※1:ファブリキウス嚢
鳥類に特有の免疫臓器で、消化管の末端付近に位置する。従来、鳥類ではB細胞がファブリキウス嚢で成熟すると考えられてきた。ファブリキウス嚢は若齢期に発達し、加齢に伴って萎縮することが知られている。
※2:B細胞
リンパ球の一種。一つの成熟B細胞は、抗原(異物)を特異的に認識する1種類の受容体(B細胞受容体)のみを発現している。B細胞から分化した形質細胞が分泌する抗体が有する抗原特異性は、分化前のB細胞が発現するB細胞受容体の抗原特異性と同じである。
※3:IgA
鳥類や哺乳類の粘膜組織(例:腸管、呼吸器)で分泌される主要な抗体アイソタイプ。多くは、微生物が発現する特定の抗原に認識することができ、結合した微生物を排除することに加え、定着を促すことも知られている。
また、腸管免疫を活用した家禽の疾病予防技術や、生産性向上につながる次世代の免疫制御技術の開発にも貢献する可能性があります。
※1:ファブリキウス嚢
鳥類に特有の免疫臓器で、消化管の末端付近に位置する。従来、鳥類ではB細胞がファブリキウス嚢で成熟すると考えられてきた。ファブリキウス嚢は若齢期に発達し、加齢に伴って萎縮することが知られている。
※2:B細胞
リンパ球の一種。一つの成熟B細胞は、抗原(異物)を特異的に認識する1種類の受容体(B細胞受容体)のみを発現している。B細胞から分化した形質細胞が分泌する抗体が有する抗原特異性は、分化前のB細胞が発現するB細胞受容体の抗原特異性と同じである。
※3:IgA
鳥類や哺乳類の粘膜組織(例:腸管、呼吸器)で分泌される主要な抗体アイソタイプ。多くは、微生物が発現する特定の抗原に認識することができ、結合した微生物を排除することに加え、定着を促すことも知られている。