先端技術開発センター・つくば工場Advanced Technology Development Center / Tsukuba Plant

施設概要

つくば工場 航空写真
つくば工場 航空写真
正式名称 先端技術開発センター・つくば工場
所在地 茨城県つくば市高見原2-9-22 [Google Map
主な役割 動物用の生物学的製剤(ワクチン)および一般薬の開発
犬・猫用医薬品および畜水産動物用医薬品の製造
代表的な製品 自家製造品:牛・豚・鶏・養殖魚・犬・猫のワクチン製剤、牛用診断薬、牛用治療薬
輸入品:犬・猫診断薬、豚用診断薬

生産ラインの特徴

つくば工場は、動物用生物学的製剤(ワクチン)・診断薬・細菌用培地添加剤と動物用ホルモン剤を製造している工場です。
主力製品は牛・豚・鶏・養殖魚・犬・猫を対象としたワクチンです。ワクチンには3種類の形態(凍結乾燥品・液状品・凍結品)があり、つくば工場ではこれら3種類全ての製造、検査・包装、出荷までを行っています。ワクチンを製造するために必要なウイルスの中には、生きた細胞の中にいないと死んでしまうものもあります。こうしたウイルス・細菌を培養するためにさまざまな設備を有しているのも特徴です。
また、自家製造品だけでなく、輸入製品(診断薬)の検査・包装も手掛けています。

役割

先端技術開発センターでは、ワクチン事業本部が動物用ワクチンの開発から製品化、安定製造までを管理しています。この本部は、専門スタッフによる研究・開発・生産体制を整え、管理部門の「ワクチン事業推進部」、新製品の開発部門の「ワクチン開発部」、主力製品製造の「つくば工場」に分かれています。これらの部門は協力し合いながら開発・生産体制を築いています。また、ワクチン以外の製品の開発を担う「動薬事業本部」には、「動薬開発部」が設置され、時には部門間で協力して新しい製品を生み出しています。

高品質の追求

21世紀に入り、人と動物の絆や環境保全の重要性を問われる機運が高まっています。私たちは、動物用医薬品を通じてより高次元の社会貢献を果たすべく、次世代の動物医療を見据えた事業活動に取り組んでいます。
関係法令・医薬品GMPおよび社内規定を遵守し、厳密な製造管理と品質管理を行うことで、安全かつ有効で高品質な製品を安定供給します。
遺伝子組換え技術やバイオ工学技術による製品開発への取り組みは国内外から高い評価を受けています。また、ワクチン・一般薬・診断薬の次世代製剤の発掘も大きな任務と捉え、大学やその他研究機関、提携企業との共同開発にも積極的に参画しています。

施設紹介

先端技術開発センターは、1967年(昭和42年)に中央研究所として、現在の地に開設されました。開設当初、周囲は松林でしたが、敷地の拡張、新築・増改築を行い現在に至っています。
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管理棟

先端技術開発センターの中枢として、窓口業務および事務系業務(総務、会計、設備管理)を行っています。
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研究棟

動物用生物学的製剤(ワクチン)と診断薬の研究開発を行っており、取り扱う動物種は犬・猫から畜水産動物まで多岐にわたっています。
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動物棟

混在施設として第1~第5までの畜舎があります。それぞれの建屋内では犬・猫・鶏・豚・牛、魚および実験小動物が部屋毎に収容され、開発と品質管理に分かれて動物を用いた試験を実施しています。
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検定棟

つくば工場の中で最も古い建物の一つです。製品が規格に適合しているか評価する品質管理課、ワクチン以外の製品(動物用一般薬)の開発や各種申請業務を実施している動薬1課、そのほか現場からの依頼試験を実施して販売促進に貢献する部門が業務を行っています。

製造棟

製造棟には中央製造棟、第2製造棟、第3製造棟、第4製造棟の4つの建物があります。
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中央製造棟

各種ウイルス原液、凍結ワクチン用のウイルス感染細胞および診断キットの製造と、一部細菌製剤の菌培養を行っています。
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第2製造棟

牛用診断薬の一部製造と、液状ホルモン剤の最終製品化を行っています。

第3製造棟

ワクチン製剤とホルモン剤の凍結乾燥品と、その溶解用液の最終製品化を行っています。

製品棟

液体窒素を用いた凍結ワクチンの貯蔵庫であり、凍結診断キットの保管場所でもあります。また、全国へ凍結製剤の出荷作業も行っています。

第4製造棟

各種ウイルス原液の製造を行っています。
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新冷蔵棟

自家製造品および輸入製品などの中間製品と最終製品の保管場所であり、内部温度は常時2~5℃に保たれています。