2014.12.09

聖なる湾ハナウマベイ

イメージ

イメージ

ようやく晴れ女パワーを発揮し、この日のオアフ島は快晴。いざハナウマ湾へ!

お昼過ぎに目的地に到着すると、駐車場はすでに満杯サイン。やはり、早朝に来なければ入れない人気スポットなのだ。

時間をおいて再訪し、受付で入場料$7.50を支払い、ゲートを通過するや否や、目の前に現れたのは信じられないほど鮮やかなブルーオーシャン!

崖から見下ろすだけでも本当に美しい、まさにエルヴィスの「ブルーハワイ」だ!

イメージ

毎年100万人近くの人が訪れるハナウマ湾では、自然資源を大切にすることが大きな課題となっており、海に入る際のルールがビデオで説明される。

このビデオは、ハワイ大学とボランティアで提携している教育プログラムだそうで、上映は2002年から始まった。ハナウマ湾で最も重視しているのは、この美しき湾を守るための教育だという。

スクリーンに最初に現れたのは、メラメラと燃える真っ赤な海底火山。それがE Ho Maiと言うハワイ・チャントと一緒に現れ、一気に太古の世界に引き戻された。かつて、クレーターだったこの場所は、民族的、地理的にも非常にユニークな場所だ。

このE Ho Maiというチャントはハワイのパワースポットに入る前に捧げる、ハワイの神々に許可を求める祈りだと。

イメージ

ハナウマ湾にまつわる伝説は多く、「ハワイの四大神、カーネとカナロアが、ハワイ諸島の各地に泉を開いていった過程で、オアフ島ではまずハナウマから上陸した」、「タヒチから渡ってきた 伝説のラア一行が、ハナウマあたりで不思議なドラムの音を聞いた」、「火の女神、ペレの命令で、ペレの恋人・ロヒアウを迎えに行ったペレの妹ヒイアカ一行が、帰路ハナウマに立ち寄った」など、いろいろな伝承が伝えられている。

ハナウマベイは霊的な力の集まる禁忌(カプ)の地で、王族や貴族など特別な地位の人々の立ち入りしか認められなかったと。

イメージ

地理的に言うなら、その昔、海の底だったハワイ諸島は、海底火山から始まり、何千年もかけて今の姿に成長し、3万年前に最後の仕上げを果たして新しい島が誕生。

やがて海水が内側に流れ込んで、ハナウマの湾曲な入り江が出来上がる。

この神秘的な入り江を最初に見つけたポリネシア人が、その美しい曲線にちなんで"ハナウマ(Hana=湾 Uma=曲がった砂浜)"と名付けたという。

ハナウマ湾には珊瑚礁や海草が育ち、豊富な種類の魚や無脊椎動物が住み着き始め、みどりウミガメが住むのにも理想の地となり、そしてオアフ島の王家の釣り場、遊び場として親しまれ、後に地元の人はもちろん、観光客にも愛される場所ハナウマベイになった。

イメージ

しかし、長い間無制限な釣り、無規制な使われ方をしたせいで、1967年には海洋生物保護区域に指定され、珊瑚、貝を含むすべての生物を獲ることが禁止された。

ハナウマ湾でのただ一つの決まり、それは、手を触れないで見ることだという。

ちょっとしか泳がなくても、簡単に綺麗なお魚が見える。そんな状況下では、子供でなくてもエサをあげ、触れたくなってしまうだろう。海の中でウミガメに遭遇してしまった日には甲羅をつかんで一緒に泳いでしまいたくなるような、まさに竜宮城。

幼い頃、私がこの場所を訪れた1987年には、ものすごい種類のお魚が集まり、それはもう触り放題だったと母が言っていた。 いつから規則が変わったのだろうか?

イメージ

1990年までは観光客にも冷凍グリーンピースをエサとして魚たちに与えることを許可していたが、次第にグリーンピースを食べる大きな魚ばかりが増えてしまい、バランスの悪い生態系になってきたため、グリーンピースの餌やりは禁止された。すると再び小魚が増え、バランスの良い自然な姿に戻ったそうだ。

ハナウマベイで頻繁に見かけるウミガメは、ハワイの州法と連邦政府の条例により、絶滅の危機にひんしている動物として保護され、触ることは禁じられている。

イメージ

つい、エサを与えてお魚を呼び寄せたくなるけれど、一切の餌やり禁止。海の世界で自然に食物を得るほうが海の生物にとってもずっと健康に良いのだ。

見かけは岩の様な珊瑚礁は実は生き物だということ、その珊瑚礁や藻が魚にエサを与え住処を提供する大切なものだということ、 そしてとても傷つきやすいから触れず、踏まずに大切に守ってあげなければいけない。

島の成り立ち、固有種の存在価値、そして保護をしていく中で、私たちができること、しなくてもいいこと。いかに美しい海を大切に守るか。

私たちの子孫がこれからもずっとこの景色に感動できますように。

このページのトップへ